勉強の秋-新しい発見-心理学編

 

え? なんで勉強の秋で心理学なの? と疑問に思われるかもしれませんね。

 

私がアロマセラピーを始めたきっかけは、心理学でした。心理学を学びたいと思ったきっかけは、最愛の母のターミナルケアの経験です。
介護する人のストレスケアに興味をもち、その興味は働く人のストレスケアにも広がっていき産業カウンセラーの資格を取りました。でも、心の問題は相談するには心理的抵抗があり、なかなかカウンセリングにまで到達しません。最近は随分変わってきたようですが、企業が実施しているストレスチェックでも、まだ、その辺りは課題になっているようです。
そこで、アロマセラピーというかたちのあるものを介して、ストレスケアの仕事ができないかと思いIFAのアロマセラピスト認定を取得したわけです。
何故、IFAで、卒業した学校を選んだかというのは、追々ブログの中で触れていきたいと思います。

 

さて、まだまだカウンセラーとして学ばにゃいかん。ということで、9月後半から10月前半は、心理学中心に頑張って研修に参加してきました。あまりにも日程が集中しすぎて、いささかお腹いっぱいで消化しきれていない感じは否めませんが・・・。新しい知識を得られるのはなかなか楽しいものです。

 

参加したのは、日本心理学会の公開シンポジウム「データ時代の心理学を考える」、産業カウンセラー協会の講習「メンタルヘルス対策の実務」のIとIIで合計3日間と、「アドラー心理学を学ぶ(全3回)」の最終回ですが、今回は、公開シンポジウムでのお話を。

 

長年、IT企業でマーケティング業務に携わってきた私には、興味津々なテーマでした。話題提供者の方々は、国立情報研究所、日本アイ・ビー・エム、奈良先端科学技術大学院大学の方で、いずれも心理学の研究を専門とする方ではなかったのが特徴的でしたね。
中でも親しみやすかった、日本アイ・ビー・エムの那須川氏の発表にあったPersonality Insightsをご紹介します。Personality Insightsは、"言語学的分析とパーソナリティ理論を応用し、テキストデータから、その筆者の特徴を推測します"というものです。要は、性格診断のような感じです。当日も、著名人のTwitterのテキストデータを使って分析のデモで聴講者を沸かせていました。Webで簡単に試すことができるので、私も試してみましたが、なかなか鋭いです。


心理学はデータを基にしているということもあり、ビッグデータの解析や人工知能など、テクノロジーの発展は心理学にもしっかりと影響を与えています。テクノロジーという点では、パソコンやスマホ、SNSもテクノロジーによるものですね。
便利になる一方、これらの産物によって今までとは異なるストレスが増えているのも確かです。こんな時代だからこそ、心も身体も自分で守る手段をいくつか持っておくことが大切のなのかもしれません。カウンセリングもアロマセラピーもそんな中のひとつとして考えてもらえると嬉しいです。

 

参考

Personality Insights
https://personality-insights-livedemo.mybluemix.net/